2015.07.02

<概要>

　Quebec City(Ville de Quebec)はベック州の州都で人口は約50万人。セントローレンス川が、ダイアモンド岬と対岸のレヴィとに接近した地点で狭まっていることから、先住民アルゴンキン族の言葉で「川が狭くなっているところ」を意味する「Quebec」という名前になったらしい。この町は1608年に設立されており、北米内で最も古い歴史を持つ都市の一つで、公用語がフランス語でかつ人々の生活様式や文化の面でフランス文化が強いのが特徴です。旧市街はメキシコ以北で現存する唯一の城郭都市であり、UNESCO世界遺産に登録されています。

　ケベック州との区別から一般にQuebec City(Ville de Quebec)と呼ばれる。フランス語ではケベック州は"Le Quebec"、ケベック・シティーを単に"Quebec"と呼びます。

<ホテル>

　ホテルは古いアパートのような建物で数室しかない。本業はレストランで、片手間に宿を経営している感じです。オーナーはタイ人のようです。ホテルの目の前の路上駐車は夜９時以降翌朝９時まで無料。

Auberge de la Chouette
71 Rue d'Auteuil, Quebec, QC G1R 4C3

<レストラン>

　Rue Saint Louisを下って目当てのレストランへ。赤と白の可愛らしい建物。Quebecの名物料理は色々な肉の部位を組み合わせたミートパイ。ジャガイモも混じってボリュームタップリ、色々な肉汁もタップリでこってりした味わい。でもこのQuebecの赤ワインは、うーん、お世辞にも美味しいとは言えなかった。25年前くらいにスイスのワインみたいに味わいの薄いワインです。

Aux Anciens Canadiens
34 Rue Saint Louis, Quebec, QC G1R 4P3

<見所>

　Quebec観光です。先ずは昨夜と同じようにRue Saint Louisを下ってPlace d'Armesに出てInformationで地図を貰いました。大勢の観光客で溢れているのですが、とても機能的で新設なんです。中に入るなり用件を聞いて担当別に振り分ける案内係がいます。地図が欲しいと言うと、あっち側、この整理券取って、案内してくれます。すんなりカウンターに着いて地図を求めると、見学時間に応じて見所を説明してくれます。明日の朝までいると言ったら、明日はどこへ行くか、帰るかと聞いてくる。Montrealへ行くと答えるとMontrealの地図、周辺の地図までくれた。うーん、米国とは違う細やかなサービスです。

朝のRue Saint Louis

　Place d'Armesから階段を下って最も有名なOld Quebec(Vieux Quebec)のLower Townへと降りて行きます。Quartier du Petit Champlainに出るとヨーロッパ的な可愛らしい横丁にレストランや土産物屋が並んでいます。ケーブルカーでもUpper Townへ行けますが、$2.5ほどかかるようです。河岸のPlace de Paris(パリ広場)まで出でると反対岸へ行くフェリーが出ています。

　Place Royale(ロイヤル広場)に出ると北米で最古の石造り教会であるEglise Notre-Dame-des-Victoires(勝利のノートルダム教会)があります。現在の名前に改名されたのが1690年ですから、それ以上古いのでしょうね。広場からRue du Sault au Matelotを通ってMarche du Vieux Port(旧港市場)に出ます。地物の特産品を売っています。美味しそうなソーセージを買ってしまった。Hotel Dieu Quebecの裏からUpper Townでと上がります。Rue St-Jeanを上ってPorte St-Jeanを一旦通り抜けてまた城壁内に戻り、Port Kentまで城壁沿いに歩いてみました。

<レストラン>

　昼食はQuebecで見つけた地元B級グルメ、Poutine(プティン)というファーストフード。フレンチフライにチーズを載せ、濃いめのグレービーソース(ステーキ焼いた後の肉汁にスパイスと小麦を混ぜてとろみを付けたもの)をかけたもの。チーズが結構堅くてゴムとかプラスティックの感触。かじるとキュって音がして歯の汚れが取れる感じ。美味しくて止まらないんですけど、カロリーは異常に高そう。

<見所>

　昼食後は市庁舎が賑やかだったのでそっちの方へ行ってみたらイベントをやっていた。17世紀のBasilique-Cathedrale Notre-Dame-de-Quebec(ノートルダム大聖堂)の前を通って地元絵描きの絵がズラリ並ぶRue Du Tresorを通ってPlace d'Armesへと出ました。そこからCathedral of the Holy Trinityの横を通ってChapelle des Ursulinesの横、裏道を通って一旦ホテルに戻ります。

　ホテルからイギリス統治下時代の要塞La Citadelleへと行ってみました。中の王立第22連隊博物館は現在も軍隊の一部であり、ガイド付きでないと参観できないのでそこは見ずに城塞の周りを歩いてAve. St-Denisに出ました。そこからTerasse Dufferinという遊歩道をあるいてCitadelleの下、川沿いを歩きます。きつい階段を登りながら展望台まで行って、今度は新市街のケベック州議事堂(Hotel du Parlement)に出ました。1886年の立派な建物です。

<レストラン>

　夕食はフレンチ・レストラン。繁華街からちょっと外れた家賃の安いところにあって、若い人達が頑張って経営している感じのお店が好きです。ここもそんなお店。地元の食材を使った前菜、魚介のシチュー、バベット、デザート、Quebec産のロゼ・ワインと共に。結構安くて美味しかった。

Restaurant L'Echaude
73 Rue du Sault au Matelot, Quebec City, QC G1K 8B9